ひとめぼれを学ぶ
いまさら聞けないお米の基礎。
ここでは、ひとめぼれを基本から学べる情報をご紹介。
ひとめぼれの特徴
北は青森県から南は沖縄県まで栽培されているお米。それが「ひとめぼれ」です。
ひとめぼれは粘りが強く、食味面でもコシヒカリと同等レベルに位置するお米です。
ひとめぼれを一言で表せば「オールマイティ」というイメージ。ひとめぼれは、いろいろな料理にぴったりで、料理の幅を広げてくれるお米です。
ひとめぼれは、料理の幅が広くオールマイティでありながら、コシヒカリと同等の食味を持っていて、コシヒカリよりも大粒であるのに価格的に安いことから、メニューの多い定食屋さんなどの飲食店では最近人気の高い品種となっています。
ひとめぼれの歴史
日本で生産量第2位のひとめぼれ。作付けの比率は、全体の10%強。平成18年度の見込みでは ヒノヒカリとの同一2位の予想となっています。
ひとめぼれは、ササニシキが冷害によって育たなかった東北地方で、強い耐冷性を発揮したことから、平成3年にデビューしたお米です。 ひとめぼれと誕生させた、宮城県古川市にある古川農業試験場によると、ひとめぼれの研究は昭和56年から研究されていたといいます。
さて、そんなひとめぼれは、どのようにできたのでしょうか?
昭和55年の大冷害。これがひとめぼれ開発の発端だったと言われています。
寒い東北でも耐冷性と食味を兼ね備えたお米を作りたい。そこで耐冷性の強い「コシヒカリ」と「初星」を交配させ、選抜を開始しました。その後、昭和63年に「東北143号」という名前をもらい、耐冷性と食味の調査が行われました。
ちょうどその年、東北地方は冷害となったけれど、生育は順調で食味も認められ、平成3年「ひとめぼれ」と改名されデビューしました。